スキンシップの多い子育ては機嫌の良い子育て。機嫌の良い子供を育てるには。

私は『スリング』というスキンシップが多くなる抱っこひもの使用をすすめている。

息子が幼稚園に通っていた頃、たまに幼稚園に送ることがあり、靴を履きかえて園舎に入っていくところを見る機会があった。
見ていると、

息子:おはよ!!
他の子:……(わざと無視)
息子:??おはよ!!
他の子:……(無視)

ということがあって、あぁ私のかわいい息子がシカトされている!かわいそうに!!
とか思ってハラハラしていると、

息子:おはよーー!!!おはよおおおお!!
他の子:…ぅぅ、おはよ

と、無視できないくらい息子に挨拶され、その子はとうとう挨拶を返していた。
息子の中に『無視される』というものはなかったらしく、笑ってしまった。

その子がなんで無視してたのかは知らないが、とにかく息子は大丈夫だなと思った出来事。
あれから3年くらい経ってるけど、今朝も家から見えなくなるまで見送っていると、遠くに見えたお友達に大声でおはよー!って手を振りながら声をかけていた。

息子の『お友達』の基準は、言葉を交わしたかどうか。大人も子供も関係なく、話したら友達。だからお友達がたくさんいるんだと。

私は、この安定感は、もちろん息子のそもそもの性質もあるだろうけど、赤ちゃんの頃、スリングを多用していた効果と思っている。

スリングとは非常に密着感が高い抱っこひも。自分も、赤ちゃんも楽なので快適なのである。抱きしめ合っているような感覚がする。
スキンシップの機会がとても増える。

スキンシップはなんと
『社会や他人への信頼』
を育むらしい。

ずっと抱っこしてろというわけじゃなく、ご機嫌な時間で埋めていくということ。機嫌の良い赤ちゃんはかわいいし愛しい。

かわいいばかりの赤ちゃんと過ごす時間は精神的に楽。
精神的に余裕があると、育児は楽になってくる。

スリングを使わず、他の抱っこひもでも、素手でもいいんだけど、スキンシップの時間が多ければ多いほど、育てやすいと思う。

子供の精神的安定も大事だけど、いちばん大事なのは育てている大人の精神的安定。
子供を抱っこすることで、安定していくのだと思う。
私が、赤ちゃん時期の育児が終わってからもスリングをすすめているのはこういうわけだから。

私の子供は二人とも、もう小学生になったが、スキンシップは意識しなくともいつもしている。
抱きしめなくても、頭を撫でたり手を繋いだり、髪をとかしたり、毎日一緒にごはんを食べたり。

仕事が忙しかったり、色々な事情はあるだろうけど、子供を授かったなら、親子でご機嫌に過ごしていくのが私は良いと思う。

いつも機嫌のよいふたり。

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