スリングで横抱きしないでね
スリングは赤ちゃんを横抱きするイメージがありますが、新生児期に横抱きしてしまうと股関節脱臼のおそれがあるので、横抱きしてはいけません。
新生児期から縦に抱きます。使い方は販売者にしっかり習うことを強くおすすめします。
使い方をなんとなくのイメージでやってしまうと、事故が起きたときには後悔しきれません。
以前スリングの使い方を教えた方に偶然再会したとき、スリング使えてますか~?って聞いたら、
『小児科で使わないほうがいいって言われてしまって。小児学会で使わないほうがってなってるらしくて…』
とのこと。
そのママはスリングを問題なく使っていたようなんですが、その病院に行くと、毎回言われるので、そこに行くときは使わなくなったとのこと。
スリングでは死亡事故や股関節脱臼があったらしいのですが、それらは全て使い方を間違っていたんだと思います。
スリングは世界中で使われているし、私の子供も全く問題なく育ちました。
スリングに限らず、どの抱っこひもを使おうと、使い方を間違えたら事故に繋がると思うんです。検索してみるとスリングでもエルゴでも事故が起きている。使い方を知らずに使って。こんな悔しいことってあるんでしょうか。
使い方をわからずに、間違った使い方をして、事故に繋がったのなら、それは抱っこひものせいではなく、利用者の問題なのではないでしょうか。
スリングは前向き抱っこや腰抱き、おんぶ、いろいろバリエーションがあるのですが、私は基本の向い合わせで抱っこする寄り添い抱きのみを教えています。
他の抱き方はおすすめしません。できるけど、危ないから。
また、赤ちゃんを抱く位置についても繰り返し伝えています。
簡単に頬ずりできるくらい高い位置で!胸で抱っこするくらいに高い位置で抱いてくださいね。
窒息とか、そんなことは正しく使えば起こるはずもない。
私は、スリングの正しい使い方を教えます。正しい使い方です。
こんなに素晴らしい抱っこひもを、たった一握りの説明書も読まず指導も受けず事故を起こした人に消されてしまうのは、もったいない。
スリングが世の中のスタンダードになり、世界中のママが楽に産後を過ごせたらいいのにと願っています。
こうやって抱っこしてあげてね♪