けんじ編集局 編集メモ No.056|国家資格は「試験の日」に突然できるわけじゃない。

こんにちは。

「家事代行AI編集部」編集長の、けんじです。

9月8日。

今日も家事支援サービスの国家資格について、最新情報を追いかけてみました。

まず、現在のところ、

「受験資格が決まりました!」

とか、

「試験日は○月○日です!」

といった、新しい公式発表はありません。

まだです。

でも、ここで、

「じゃあ何も進んでいないの?」

と思ったら……

それは違います。

むしろ、逆。

資格を作るための準備が進んでいます。

国家資格って、いきなり「試験」になるわけじゃない

厚生労働省の説明を見ると、家事支援サービスの国家資格化について、かなり具体的な流れが示されています。

まず、

業界との調整や技能の整理

を進める。

そのうえで、

試行試験を行う。

そして、

「この試験で、本当に技能を評価できるのか?」

を確認する。

その後、

審議会などの手続きを経て、国家資格化を目指す。

現在は、こうした流れで2027年夏の国家資格化を目指しています。

つまり、

「国家資格ができる」

という一言の裏側には、ものすごくたくさんの作業があるわけです。

じゃあ、何を決めなければならないのか?

ここからが、家事代行AI編集部として面白いところです。

たとえば、

① そもそも「家事支援の仕事」とは何か?

掃除。

洗濯。

料理。

買い物。

整理整頓。

いろいろあります。

でも、家事支援サービスの仕事は、それだけではありません。

利用者の家庭に入る。

その家庭ごとのルールがある。

貴重品や個人情報を扱う場面もある。

コミュニケーションも必要になる。

つまり、

「家事ができる」だけでは測れない技能

がある。

だからまず、

「家事支援サービスに必要な技能とは何なのか?」

を整理する必要があります。

② その技能を、どうやって評価するのか?

ここが「検定」です。

たとえば、

「掃除が上手です」

と言っても、

何をもって「上手」とするのか?

これを試験にするなら、

「この状態までできれば合格」

という基準が必要になります。

知識を問うのか。

実技を見るのか。

両方なのか。

どんな課題にするのか。

何分で行うのか。

どこを採点するのか。

こういうことを決めなければいけません。

そして、その試験が本当に技能を評価できるのかを確認するために、

試行試験

が予定されています。

③ 「何級」を作るのか?

これも、まだ確定していません。

実際、厚労省の分科会でも、

「今の時点でどんな区分で国家資格化するかはまだ決まっていない」

という趣旨の議論が出ています。

これ、けっこう重要です。

国家資格と聞くと、

「1級、2級、3級かな?」

と想像してしまいますが、

家事支援サービスが最終的にどういう等級構成になるのかは、まだ決まっていません。

だから今、

「家事代行国家資格2級は○○です!」

なんて言っている情報があったら……

ちょっと待ったほうがいい。笑

④ 「学ぶ仕組み」も必要になる

そして、もうひとつ重要なのが、

教育です。

試験だけ作っても、

「じゃあ、どうやって勉強するの?」

となります。

政府の資料では、家事支援サービスについて、

スキル向上・担い手確保に向けた講習プログラムの開発等

も検討されています。

つまり、

技能を定義する

試験にする

学べるようにする

という流れです。

これ、けっこう大事ですよね。

そして、もうひとつ面白い動き

現在、家事支援サービスには、

家政士団体検定

という既存の制度があります。

これは現在の「団体等検定」であって、今回検討されている国家資格とは別物です。

政府も、この既存制度について周知や受検勧奨を進めています。

そして将来的には、

既存の検定と、新しい国家資格をどう整理するのか?

という問題も出てきます。

ここも、今後の家事代行AI編集部の重要ウォッチポイントです。

「資格を作る」だけじゃない

ここまで見てくると、

今回の国家資格化って、

「家事代行に資格ができます」

というだけの話ではないことがわかります。

国が、

「家事支援サービスに必要な技能とは何なのか?」

を整理しようとしている。

これが大きい。

そして、その技能を評価する仕組みを作る。

さらに、

それを学ぶ仕組みを作る。

サービスを提供する人の品質や信頼性を高める。

そして利用する人にも、

「このサービスなら安心できそう」

と思ってもらう。

そうやって考えると、

国家資格はゴールではなく、ひとつの「ものさし」

なのかもしれません。

だから、今後見るべきニュースは「試験日」だけじゃない

家事代行AI編集部では、これからも、

① 職務分析

② 検定試験案

③ 等級

④ 受験資格

⑤ 試行試験

⑥ 講習プログラム

⑦ 合格基準

⑧ 税制などの利用促進策

⑨ 事業者の品質評価

このあたりを追いかけていきます。

特に、厚労省だけではありません。

家事支援サービスについては、経済産業省が業所管とされ、厚労省と連携して検討が進められています。

だから、

厚労省 × 経産省

この両方を見る。

これ、今後かなり重要になりそうです。

そして、9月20日。

そんな国家資格化の動きを追いかけながら、

こちらでは一足先に、

「家事代行という仕事を知る」

ための場が始まります。

おりとなおこの家事代行養成塾、第0期。

2026年9月20日開校予定。

今日、9月8日なので……

開校まで、あと12日。

いよいよ12日です。

ここは、毎日きちんと書いておきます

おりとなおこの家事代行養成塾は、

資格取得を目指す講座ではありません。

資格を発行する講座でもありません。

現在政府が検討している国家資格の試験対策講座でもありません。

「家事代行という仕事を知る」

「お客様の家に入って仕事をするとはどういうことなのかを考える」

「実際の仕事に必要な知識や考え方を学ぶ」

そのための講座です。

国家資格の詳細が決まるのを待つ。

それもひとつ。

でも、

「この仕事、自分にもできるかな?」

と考えているなら、仕事そのものを知ることは、今日からできます。

家事代行のお仕事、自分に向いている?

まずは簡単なお仕事診断からどうぞ。

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