介護生活について
2020年10月から仕事はお休みして、自宅にて末期がんの母の介護をしています。
介護を始めた当初は、明日死ぬかもしれない、という緊迫感がありましたが、退院して自宅に戻ってきた母はめきめきと回復し、今日まで2回腸閉塞で入院はしたものの、元気に過ごしています。
介護度は5で、いちばん重度です。認知症はないですが、ストーマ(人工肛門と人工膀胱)を作ってあり、足は膝の人工関節が化膿してしまい歩けないので寝たきりです。
書き出すと母は病気のデパートのため大変そうですが、私のやっている介護は、
・ストーマパウチ内に溜まった排泄物の処理
・ごはんの支度
・服薬管理
・訪問医療や入浴、ケアマネとの連絡
・毎日の保清
・ベッド⇔車椅子の移乗介助
くらいです。
認知症がなく、排泄がトイレ誘導やオムツではないため、『介護している感』は薄いのですが、毎日のことなので、ストレスはちりも積もれば山となる、というところでしょうか。
幸い家族が協力的であり、訪問系のサポートがほぼ毎日あるため、今のところ大丈夫です。
介護というと、
献身、我慢、辛い、
みたいなイメージですが、まぁほぼ合ってると思います。
介護は『やってあげるもの』だし、介護するのは当たり前なんかじゃない。
なんと人類はDNAレベルで親の介護は本来やれないものらしいです。
私は様々なサポートを受け、相談先もあり、家族全員で母をみているため、まだいいんだけど、介護はひとりでやらないほうがいいですね。
ひとりで、が、独りで、孤独に、になってしまい、最悪虐待や殺人事件になりますから。
私は若い頃、介護の仕事をしていたので、母の介護はほんと全く屁のようなもので、やると一瞬で終わります。手間はかかるけど、全然手がかからないし、老人ホームにいたら、母は多分人気あると思います。母は小さくてかわいいのです。
母は死ぬはずだったところ、一命を取り留め、回復していて、長生きしそう。
私は、ここまで回復しているなら、もっと元気に歩いて過ごせたらいいのになぁと思っているんだけど、ちょっとでも無理をすると、やはり末期がんのため、すぐに具合が悪くなってしまうので、油断は禁物です。
母も一時は死ぬ覚悟をしていたようですが、今(71)は多分傘寿(80)のお祝いをしてもらえると思ってると思います。
全然先が見えない中、これから、私も仕事をしながら、受験生のサポートをしながら、介護もする、という生活が待ち構えているので、自分の体調管理は最優先事項にしていこうと思います。
ホームヘルパー利用について、私は自分が不在の時に他人が家にいるのがすごく嫌なタイプなので、ここも私の課題なんだろうなと思っています。
でも、無理にその嫌なことを乗り越えなくてもいい気もしています。
母がこのあと死んだら、きっと私は寂しいし、この家も広くなってしまいます。
今はできることをできるだけ!