【YouTubeライブ第20回】家事代行は、ひとりで頑張らなくていい。現場でしか学べないこと、続けるために大切なこと
なこちゃんとのYouTubeライブも、ついに第20回!
毎週、特に細かい台本も決めず、話の流れも決めずに続けてきたライブが、
気づけばなんと20回、約5か月になりました。
記念すべき今回は、家事代行養成塾の新しい取り組みから、
現場でのリアルな苦労、お客様との相性、料理ライブの可能性まで、今回も話題が盛りだくさん。
笑いながら話しているのですが、その中には、
これから家事代行を仕事にしたい人にとって大切なヒントがたくさん詰まっていました。
今回のライブを通して改めて感じたことがあります。
それは、家事代行の仕事を続けていくために必要なのは、家事の技術だけではないということです。
家事代行養成塾に、ついに現場実習が加わりました!
今回、なこちゃんからうれしい報告がありました。
家事代行養成塾に、OJTを取り入れることになったのです。
OJTとは、On-the-Job Trainingの略。つまりは実地研修。
実際の仕事の現場で、必要な知識や技術を学んでいく方法です。
今回の養成塾では、なこちゃんが実際に訪問しているお客様のご協力をいただき、
受講生が現場で家事代行を学べる仕組みを作りました。
すでに、実習先として協力してくださるお客様も3件決まったとのこと。
これは大きな前進です。
これまでの養成塾は、動画講座や面談を通じて学ぶ形を中心に考えていました。
しかし、家事代行という仕事は、知識を覚えるだけでは身につかない部分もたくさんあります。
お客様のご自宅に入ったとき、どこから仕事を始めるのか。
限られた時間の中で、何を優先するのか。
予定していた料理を作ろうとしたら、必要な調味料がなかった。そんなとき、どう判断するのか。
こうしたことは、実際の現場に立ってみて初めて分かることもあります。
そこで今回、現場での実習に加え、
事前の打ち合わせや終了後の振り返り、実際に仕事を始めた後のフォローまで含めて、
養成塾の内容を整えることになりました。
さらに、段取りや書類について学べる動画教材も用意されています。
最初からすべてを完璧にできる人はいません。
だからこそ、知識を学び、現場を経験し、分からないことを相談しながら、
一歩ずつ仕事にしていける仕組みが大切なのです。
なこちゃんは、家事代行の現場経験が12年、訪問件数は3,000件に及びます。
その経験を、これから仕事を始めたい人に直接伝えていく。
家事代行養成塾が、少しずつ具体的な形になってきました。
家事ができることと、家事を仕事にできることは違う
そもそも、家事ができれば、そのまま家事代行の仕事ができるのでしょうか。
もちろん、料理や掃除、洗濯などの家事スキルは大切です。
しかし、家庭で自分の家事をすることと、お客様のご自宅でサービスを提供することには、違いがあります。
自分の家なら、自分の使いやすい順番で作業できます。
調味料の場所も、道具の置き場所も、いつものやり方も分かっています。
ところが、お客様のご自宅ではそうはいきません。
どんな道具があるのか。何を使ってよいのか。どこまでお願いされているのか。
限られた時間の中で、何を優先すべきなのか。
その場で状況を把握し、判断する必要があります。
しかも、お客様が求めているのは、必ずしも自分が普段やっている家事と同じ方法ではありません。
自分にとって効率のよいやり方が、お客様にとっても最適とは限らないのです。
だからこそ、現場で学ぶ意味があります。
実際に仕事をしているなこちゃんの動きを見て、判断の仕方を知り、自分でも経験してみる。
さらに、「あのときはどうしてあの判断をしたのですか?」と、後から質問することもできます。
家事の技術だけでなく、仕事として提供するための考え方まで学べることが、現場実習の大きな価値なのだと思います。
現場で「醤油がない!」となったら、どうする?
今回のライブで、特に盛り上がったのが、家事代行の現場で調味料が足りないときの話。笑
なこちゃんが実際に経験してきた現場では、
醤油がない、砂糖がない、パン粉がない、片栗粉がない……といったことが起こるそうです。
料理をする人なら、思わず「えっ、なんでないの?」と言いたくなる状況かもしれません。
でも、現場では、それが現実なのです。
例えば、今日の料理にはニンニクを使いたい。
ところが、いざ調理を始めたらニンニクがない。
近くにスーパーがあるなら、買いに行けばいいのでは?
そう思う方もいるでしょう。
しかし、家事代行は限られた時間の中で、複数の家事を進める仕事です。
徒歩3分のスーパーでも、往復して商品を探し、戻ってくるまでに15分かかるかもしれません。
その15分があれば、掃除をひと区画終えられるかもしれない。洗濯物を片づけられるかもしれない。
つまり、単に買い物に行けば解決するという話ではないのです。
では、どうするのか。
あるもので代用する。料理の順番を変える。別のメニューに切り替える。
その場の条件に合わせて、現実的な方法を考える必要があります。
なこちゃんは、醤油がなかった現場を、白だしと塩などを使って何とか乗り切った経験もあるそうです。
想像するだけでも大変です。
そして、こうした話こそ、現場経験のある人同士でなければ、
なかなか共有しにくいものなのかもしれません。
「調味料がないなら買えばいいじゃない」
そう言うのは簡単です。
でも、現場には現場の事情があります。
実際に経験している人なら、「ああ、あるある!」と共感できる話でも、
経験していない人には、その難しさが伝わらないことがあります。
家事代行の仕事には、こうした小さな判断が毎日のようにあるのです。
お客様が用意していないものを、勝手に補えばいいわけではない
調味料が足りないなら、自分で持っていけばいいのではないか。
そんなアイデアも話題になりました。
しかし、ここには大切な注意点があります。
家事代行では、基本的にお客様のご自宅にあるものを使って仕事をします。
自分の持ち物や食材を、確認せずに勝手に使うことは避けなければなりません。
なぜなら、アレルギーなどの問題があるからです。
本人が問題なく使えるものでも、お客様やご家族にとっては使えないものかもしれません。
また、何かを持ち込むことが当たり前になれば、
いつの間にか「前回は持ってきてくれたのに」と期待される可能性もあります。
最初は親切心から始めたことが、後から自分の負担になることもあるのです。
もちろん、現場で困っているお客様を助けたいという気持ちは大切です。
しかし、親切であれば何をしてもよいわけではありません。
サービスの範囲や責任、お客様との約束を守りながら、できることを考える必要があります。
これは、家事代行に限った話ではありません。
ITサポートでも、Webサイト制作でも、頼まれたことに対して善意で何かを追加した結果、
それがいつの間にか当然のサービスになってしまうことがあります。
相手のために動くことと、自分が負うべき責任の範囲を明確にすること。
この両方が大切なのです。
家事代行の仕事には、相談できる仲間が必要
今回、なこちゃんが養成塾を通じて実現したいことは、家事代行の技術を教えることだけではありません。
もうひとつ、大切にしているのが、家事代行を仕事にする人同士のつながりです。
会社員なら、職場に同僚がいます。
分からないことがあれば、隣の席の人に質問できるかもしれません。
仕事で困ったことがあれば、同じ仕事をしている人と話すこともできます。
ところが、個人で家事代行をしている人は、基本的にひとりで現場に向かいます。
訪問先も違えば、お客様の生活環境も違います。
毎回の仕事を自分で判断し、困ったことが起きても、自分で解決しなければならない場面があります。
例えば、先ほどの調味料の話。
醤油がないとき、どうする?
ニンニクがないとき、どうする?
パン粉がないとき、どうする?
こうした話を、同じように現場で仕事をしている仲間と気軽に相談できたら、どれほど心強いでしょうか。
なこちゃん自身、家事代行の仕事をしている人とつながりたいと考えているそうです。
掃除や整理収納を中心にしている人はいても、料理や子どもの世話など、
暮らしの中に深く入り込むサービスを提供している人とは、仕事の悩みが少し違うこともあります。
だからこそ、似た経験をしている人同士で話せる場が必要なのです。
養成塾で学んだ後も、実際に現場に出れば、新しい疑問が出てくるでしょう。
そのときに「もう講座は終わりました。あとは頑張ってください」ではなく、困ったときに相談できる関係を続けていく。
今回の養成塾には、そんな思いも込められています。
個人で仕事をすることは、自由である一方、孤独になりやすい働き方でもあります。
だからこそ、ひとりで働くことと、ひとりですべてを抱え込むことは違うのだと思います。
すべてのお客様に、気に入られる必要はない
今回のライブでは、お客様との相性についても、率直な話が出てきました。
家事代行を利用してくださるお客様の多くは、来てもらったことを喜んでくださるそうです。
一方で、期待していたほど満足してもらえなかったり、何度か訪問したものの、
継続利用にはつながらなかったりするケースもあります。
これは、どんな仕事でも起こることです。
どれだけ経験を積んでも、すべてのお客様に満足していただけるとは限りません。
仕事の進め方が合わない場合もあれば、相性の問題もあるでしょう。
もちろん、サービスに改善すべき点があったなら、振り返って次に生かすことは大切です。
しかし、すべての不満を自分の能力や人格の問題として受け止める必要はありません。
なこちゃんは、長く利用してくださるお客様がいる一方で、継続利用にならなかったお客様もいると話していました。
大切なのは、離れていった人のことばかりを考えるのではなく、自分を必要としてくれる人にも目を向けることです。
ひとつの厳しい意見があると、その言葉ばかりが頭から離れなくなることがあります。
たったひとりの声が、これまで自分を信頼してくれた大勢の声よりも大きく感じられてしまう。
これは、個人で仕事を始めたばかりの人にとって、特につらいことかもしれません。
家族以外の人から、自分の仕事を評価される。
それまで経験してこなかった人にとっては、驚いたり、落ち込んだりすることもあるでしょう。
だからこそ、なこちゃんは、これから家事代行を始める人に自信を持ってほしいと話していました。
自分を必要としてくれる人は、きっといます。
合わない人がいたからといって、自分の仕事そのものを否定する必要はありません。
改善するべきことは改善しながら、自分を信頼してくれるお客様を大切にする。
長く仕事を続けるためには、そんな考え方も必要なのだと思います。
ひとりで働くからこそ、得られる自由
家事代行の仕事は、ひとりで現場に向かうことが多い仕事です。
そのため、同僚がいなくて寂しいと感じることもあります。
一方で、ひとりで働くからこそ得られる自由もあります。
職場の人間関係に悩んだり、苦手な同僚とのやり取りに気を遣ったりする必要が少ない。
仕事の中心は、お客様にどんなサービスを提供するかということです。
もちろん、個人事業主にも、お客様との関係や仕事上の悩みはあります。
会社員よりもすべてが楽になる、という話ではありません。
ただ、自分がどのような働き方を選ぶかによって、避けられるストレスもあるのです。
なこちゃん自身、会社の中で働くよりも、自分で仕事をするほうが合っていると感じてきたそうです。
自分に合わない環境で無理を続けるのではなく、自分に合った働き方を探す。
それも、仕事を長く続けるための大切な選択肢です。
また、会社やサービス事業者を通じて仕事を受ける働き方にも、
集客や看板、仕組みを利用できるというメリットがあります。
個人で直接仕事を受けることだけが正解ではありません。
それぞれの働き方にメリットと負担があり、自分に合った方法を選べばいいのです。
料理ライブは、完成品だけでは伝わらないものを届けられる
今回、もうひとつ面白かったのが、なこちゃんの料理ライブの話です。
最近、料理をしながら配信する動画がよく見られていることが分かってきました。
キャベツメンチを作る様子を配信したところ、視聴してくれる人がいて、反応もあったそうです。
なこちゃん自身、料理のライブ配信には可能性を感じているようでした。
なぜ、料理ライブが見られるのでしょうか。
ひとつは、料理が完成するまでの過程を、そのまま見られることです。
SNSに投稿される短い料理動画では、完成した料理を最初に見せ、
材料を切り、調理し、最後に完成品を映すという構成がよくあります。
短い時間で要点が分かるため、便利な形式です。
しかし、実際に料理を作ろうとすると、短い動画だけでは分からないこともあります。
どのくらいの火加減で焼くのか。
どのタイミングで裏返すのか。
どのくらいの時間をかければよいのか。
完成した写真では分からない、途中の判断がたくさんあるのです。
なこちゃんは、料理の経験があるからこそ、短い動画を見ただけでも、
説明されていない工程を補って作ることができます。
でも、料理に慣れていない人にとっては、その「当たり前」が分からないこともあります。
完成した料理がきれいに映っていても、
そこに至るまでの過程が分からなければ、同じようには作れないかもしれません。
だからこそ、最初から最後まで、実際に料理をしている様子を見せることにも意味があります。
なこちゃんの料理ライブは、プロのような演出を加えたり、細かい編集をしたりすることを前提としていません。
普段の食事を作りながら、その様子をそのまま見てもらう。
必要なら説明するし、話したくなければ料理に集中してもいい。
それくらい自然な形でも、見ている人にとって役立つコンテンツになる可能性があります。
実際に、料理のライブ配信を見て「今日のご飯は何にしよう」と考える人もいるでしょう。
毎日の献立を考えるのは、思っている以上に大変なことです。
特別な料理でなくても、家庭で作れるものを、実際の時間の流れに沿って見せる。
そこには、完成品の写真だけでは伝わらない価値があります。
編集しすぎないからこそ、伝わるものがある
料理ライブの話は、YouTubeの発信そのものにもつながっていきました。
なこちゃんは、これまでYouTubeを始めることに、あまり前向きではなかったそうです。
周囲から「YouTubeをやったほうがいい」と勧められても、なかなか始める気持ちになれなかった。
ところが、実際に始めてみると、ライブ配信を続けることができています。
そして、料理の動画にも反応が集まるようになりました。
ここで面白いのが、なこちゃんの動画は、必ずしも凝った編集をしているわけではないということです。
撮影した動画を、そのまま投稿することもあります。
ぼく自身、動画編集を仕事にしている立場ですが、
今回のライブでは「編集しなくてもいい」という話で盛り上がりました。
もちろん、編集が必要な動画もあります。
テロップや効果音を加え、テンポよく見せることで、魅力が伝わるコンテンツもあります。
しかし、すべての動画がそうでなければならないわけではありません。
大切なのは、動画を作ることそのものが負担になりすぎて、発信を続けられなくなってしまわないことです。
最初から完璧な動画を目指して、撮影にも編集にも時間をかけすぎる。
それで疲れてしまい、次の動画を作れなくなる。
それでは、せっかくの経験や知識を届ける機会が減ってしまいます。
まずは撮影して、投稿してみる。
反応を見ながら、自分に合ったやり方を探していく。
そのくらいの気持ちで始めてもいいのです。
今回のライブで、私たちは20回目を迎えました。
毎回、台本を作り込み、決められた順番どおりに話しているわけではありません。
話題があちこちに飛ぶこともありますし、思わず笑ってしまうこともあります。
でも、そんな自然なやり取りの中だからこそ、仕事の現場で感じていることや、
普段はなかなか話せない本音が出てくるのかもしれません。
続けてきたからこそ見えてきた可能性があります。
だから、これからも無理のない範囲で、家事代行の話も、料理の話も、ライブで届けていきたいと思います。
ジャンボ編集室より
第20回のライブを編集していて、わたしが特に大切だと感じたのは、
「ひとりで仕事をすること」と「ひとりで問題を抱え込むこと」は、まったく違うということです。
家事代行は、お客様のご自宅で仕事をするサービスです。
現場では、予定どおりに進まないこともあります。
調味料が足りない。思っていたように作業が進まない。
お客様との相性が合わない。仕事を終えてから、あれでよかったのだろうかと考えてしまう。
こうしたことは、実際に経験してみなければ分からない部分も多いでしょう。
そして、困ったときに相談できる相手がいないと、自分の判断が正しかったのかどうかさえ分からなくなることがあります。
だからこそ、今回の養成塾に現場実習と、その後のフォローが加わったことには大きな意味があると思います。
仕事の手順を教えるだけなら、動画教材でもできることがあります。
しかし、実際の現場でどのように考え、何を優先し、どこまで対応するのか。
そして、仕事を終えた後に「こういうときはどうすればよかったのでしょうか」と相談できること。
こうした経験と関係性は、講義を受けるだけでは得にくいものです。
彼女が12年間、3,000件の訪問を通じて積み重ねてきたものは、家事の技術だけではありません。
さまざまなお客様と出会い、うまくいったことも、困ったことも経験しながら、仕事を続けてきたという事実があります。
その経験を、次に仕事を始める人へ渡していく。
今回の養成塾の改良は、そこに一歩近づいた出来事だったのではないでしょうか。
そして、もうひとつ。
今回のライブでは、お客様との相性についても率直な話がありました。
個人で仕事をしていると、ひとりのお客様からの厳しい言葉が、必要以上に大きく感じられることがあります。
仕事を断られた。継続利用につながらなかった。思っていたような評価を得られなかった。
そうした経験は、誰にとってもつらいものです。
でも、ひとりのお客様と相性が合わなかったことと、自分の仕事に価値がないことは、同じではありません。
もちろん、改善できるところがあれば、改善すればいい。
自分の対応を振り返ることも必要です。
ただ、すべてを自分の責任として抱え込む必要はありません。
自分のサービスを必要としてくれる人がいる。
自分の仕事を喜んでくれる人がいる。
その事実にも、きちんと目を向けてほしいと思います。
これは、家事代行だけではなく、わたしたちのような個人事業主にも共通することです。
仕事を続けていく中では、思いどおりにならないこともあります。
だからこそ、自分を信頼してくれる人を大切にしながら、必要な改善を重ねていく。
そして、ひとりで抱え込まず、相談できる人とのつながりを作っていく。
そんな働き方ができたら、仕事を続けることが、もう少し楽になるのではないかと思います。
さて、今回でYouTubeライブは第20回。
最初から完璧な形があったわけではありません。
台本を細かく決めず、話しながら、笑いながら、少しずつ続けてきました。
その結果、料理ライブという新しい可能性も見えてきました。
家事代行養成塾も同じです。
最初からすべてが完成していたわけではありません。動きながら考え、足りないものに気づき、少しずつ改善してきました。
まず始めてみる。続けてみる。必要なところを改善する。
この繰り返しが、いつの間にか自分だけの経験になり、誰かに届けられる価値になっていくのだと思います。
第20回という節目を迎えましたが、これで完成というわけではありません。
次は第25回を目指して、また一歩ずつ。
いつもライブを見てくださる皆さん、本当にありがとうございます。
これからも、無理なく、楽しく、続けていきましょう。
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