【YouTubeライブ第21回】産後は寝不足。家族の中で、ママをひとりにしないために
なこちゃんとのYouTubeライブも、今回で21回目。
毎週のように顔を合わせて話していると、特別なテーマを用意しなくても、いろいろな話が自然と出てきます。
今回も、季節の変わり目に起きるトラブルの話から、ライブ活動や人とのつながり、毎日の食事づくり、
そして最後には産後の生活とワンオペ育児について、かなり深い話になりました。
最初はいつも通りの雑談だったはずなのですが、気づけば大切なメッセージがいくつも詰まった時間になっていました。
季節の変わり目は、少し慎重に
ライブの冒頭では、なこちゃんの身の回りで起きた小さなトラブルの話からスタート。
洗面所が壊れたり、料理配信の途中で接続が途切れたり、私との通話まで不安定になったり。
「このライブも途中で終わっちゃうかもしれないね」
そんな冗談も交えながら、話題は季節の変わり目である「土用」の話へと移っていきました。
なこちゃんが普段から参考にしている暦の考え方では、季節が移り変わる時期は、
いろいろなことが不安定になりやすいと捉えているそうです。
交通機関の遅れや乗り間違い、忘れ物、けがなど、普段なら起きないようなことにも注意した方がいい時期。
もちろん、何をしてもうまくいかないという話ではありません。思いがけない良い出来事が起こることもある。
だからこそ、必要以上に怖がるのではなく、少しだけ慎重に過ごす。そんな心の準備ができるといいのかもしれません。
人前に出ること、人とつながること
先週は、千葉県九十九里方面にあるライブハウス「シーブリーズ」で、ハロウィンライブに出演したなこちゃん。
とても楽しい時間だったそうです。
さらに、11月1日にもライブ出演を予定していて、音楽活動を通じて新しい人とのつながりがどんどん増えている様子。
今回の話で印象的だったのは、演奏する側になって初めて、お客さんからの声援や反応のありがたさが分かる、という話でした。
客席から声をかけてもらったり、盛り上げてもらったりすることは、演奏する側にとって本当に大きな力になる。
見ているだけでは分からなかったことが、自分がその場に立つことで初めて分かる。
そして、自分が応援してもらった経験があるから、今度は誰かのライブに行ったときに、自分も声をかけたくなる。
人と人とのつながりは、こうやって広がっていくのかもしれません。
なこちゃんも、ライブを通じて友達が増えていくことがとても楽しいと話していました。
仕事だけではない、自分の好きなことを楽しむ時間。人生には、そういう余裕も必要ですよね。
作り置きをしなければいけない、なんてことはない
今回、もうひとつ面白かったのが、料理の話です。
なこちゃんは、普段から作り置きをたくさんするタイプではないそうです。
理由はシンプル。
その日にパッと作った方が、結局早いから。
もちろん、家事代行の現場では、お客様が帰宅したときに食事ができている状態をつくることもあります。
一方、自分の家庭であれば、その日の食事をその日の流れで用意すればいい。
味噌汁をつくり、ご飯を炊く。その流れでおかずもつくってしまう方が、かえって手間が少ないこともあるそうです。
揚げ物などは、やはりできたてがおいしい。
最近はSNSでも、週末にまとめて作り置きをしたり、食材を冷凍して平日の調理を楽にしたりする方法がたくさん紹介されています。
もちろん、それが合う家庭もあるでしょう。
ただ、そうした投稿を見ているうちに、
「私もこれをやらなければいけないのかな」
と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
なこちゃんが伝えたかったのは、そこです。
誰かにとって便利な方法が、すべての家庭にとって正解とは限りません。
家族の人数も違えば、子どもの好みも違う。キッチンの設備も違うし、使える時間も違います。
SNSで紹介されている方法を、そのまま自分の家庭に当てはめる必要はありません。
自分の家族に合ったやり方を見つければいい。
家事は、誰かの正解をそのまま真似する競争ではないのです。
家事をする時間さえない家庭がある
話は、子どもが複数いる家庭の忙しさへと広がっていきました。
子どもが何人もいる家庭では、習い事や塾の送迎だけでも大変です。
親は仕事を終えたあと、子どもを迎えに行き、帰宅してから食事の準備をする。宿題や翌日の準備もある。
ようやく家に帰ってきたと思ったら、もう夜遅い。
そんな生活の中で、子どもに家事を教えたり、家族みんなで家事を分担したりする時間を確保するのは、簡単ではありません。
「子どもに手伝ってもらえばいいじゃない」
そう言うのは簡単ですが、実際には子ども自身も忙しく、親も余裕を失っていることがあります。
もちろん、家事を子どもに教えることは大切です。
ただ、今日の生活を回すだけで精いっぱいの家庭に、さらに新しい課題を積み重ねても、うまくいかないことがあります。
そこで、なこちゃんのような家事代行サービスを利用する人がいる。
家事代行は、単に掃除や料理を代わりにするだけではありません。
家族が抱えているタスクを少し減らし、暮らしに余裕をつくる仕事でもあります。
そして、なこちゃんが話していたのは、家事を代わりに担うことによって、ママ自身に余裕を取り戻してもらうこと。
それが、家事代行の大切な役割のひとつなのだと思います。
家族の中にいるのに、ママが孤独を感じている
今回のライブで、特に考えさせられたのが、ママの孤独についての話でした。
家族がいる。子どももいる。パートナーもいる。
それなのに、ママがひとりで抱え込んでいる。
なこちゃんは、これまで延べ3,000件もの現場を経験してきました。
その中で、たくさんの家庭を見てきたからこそ感じることがあるそうです。
家の中のことを把握しているのは、たいていママ。
何がどこにあるのか。何をいつまでにしなければいけないのか。
子どもの予定はどうなっているのか。食事や洗濯、掃除はどう回しているのか。
そうしたことを全部把握している人に余裕があって、初めて家族に仕事を割り振ることができます。
ところが、その人自身に余裕がなければ、結局その人が全部やるしかなくなってしまう。
「何かあったら言ってね」
「何をすればいいか分からないから教えて」
パパ側は、そんなふうに声をかけているのかもしれません。
でも、ママには、その説明をする余裕すらないことがあります。
何をしてほしいのか、どうしてほしいのかを一から説明する。その時間もエネルギーも残っていない。
そして、せっかく手伝ってもらっても、思っていたように進まなければ、また自分でやり直すことになる。
これは、単純に「手伝う」「手伝わない」という話だけではありません。
家の中のことを誰が把握し、誰が考え、誰が判断しているのか。
その負担が一人に集中してしまっていることが問題なのだと思います。
なこちゃんは、家事代行で訪問する際、自分を「その家に来た、もう一人の大人」という感覚で捉えているそうです。
その家庭のパパを教育する立場ではない。
ただ、家が少しずつ片付いていき、暮らしやすくなっていく。その変化を見て、家族にも何かを感じ取ってもらえたらいい。
家事代行という仕事には、そんな間接的な支援の意味もあるのだと感じました。
産後は寝不足。それを軽く考えないでほしい
そして、今回のライブで、なこちゃんが特に強く伝えていた言葉があります。
「産後は寝不足」
短い言葉ですが、ここにはとても大きな意味があります。
妊娠したとき、多くの人は出産までの情報を集めます。
どんなふうに出産するのか。どれくらい痛いのか。無事に赤ちゃんが生まれてくるのか。
初めての経験だから、当然そこに意識が向きます。
でも、出産はゴールではありません。
赤ちゃんが生まれてから、そこから新しい生活が始まります。
なこちゃん自身も、妊娠中は出産までの情報ばかりを集めていて、その後の生活についてはほとんど考えていなかったと話していました。
実際には、妊娠中から体調の変化があり、出産が近づけば思うように眠れないこともある。
そして出産後は、赤ちゃんが1〜2時間おきに起きる生活が始まります。
赤ちゃんが眠ったからといって、ママもその時間に眠れるとは限りません。
自分の食事も必要です。お風呂にも入らなければいけません。洗濯や掃除など、日常の家事もあります。
そこに育児が加わる。
これを「ちょっと寝不足になる」という言葉だけで片付けてしまっていいのでしょうか。
なこちゃんは、産後の生活を「1年間徹夜してみて」と表現していました。
もちろん、実際にずっと眠れないという意味ではありません。
それくらい長い期間、まとまった睡眠を取ることが難しく、心身に負担がかかるということです。
赤ちゃんがいる生活には、楽しいこともたくさんあります。
でも、楽しいことと大変なことは別の話。
大変さをきちんと知っておくことが、家族を支える第一歩になるのだと思います。
パパにも、もっと知っておいてほしい
今回、私自身も男性として考えさせられました。
産後のママがどれだけ大変なのか。
出産によって身体にどれほどの負担がかかるのか。
その後、どれだけ睡眠が分断されるのか。
こうしたことを、パパになる男性はもっと知っておいた方がいいと思います。
「俺は仕事があるから」
「何をすればいいか分からないから」
「言ってくれれば手伝うよ」
そうした言葉だけでは、解決しないことがあります。
ママが限界まで疲れているときに、何をすればいいかを考えて、説明して、指示することまで求めてしまったら、さらに負担を増やしてしまうかもしれません。
なこちゃんは、妊娠中や出産後の女性の状態について、男性にももっと知識を持ってほしいと話していました。
これは、誰かを責めるための話ではありません。
男性が悪い、女性が悪いという単純な話でもありません。
知らなければ、気づけないことがある。
そして、知らないままでは、相手を支えようとしても何をすればいいのか分からないことがあります。
だからこそ、妊娠中から出産後まで、家族全員が必要な知識を持っておくことが大切なのだと思います。
なこちゃんは、これまで3,000件の現場を経験してきました。
その中で、
頑張っていないママには一人も出会っていない、
と話していました。
この言葉は、とても重いものだと感じます。
毎日の暮らしの中で、ママたちは本当に頑張っている。
だからこそ、もっと周りが支えていい。
家事を誰かに任せてもいい。家族以外の大人に頼ってもいい。
そして、パパも自分にできることを考えて、行動してほしい。
みんな幸せになろう
今回のライブの最後に、なこちゃんが話していたのは、
「みんな幸せになろう」
という言葉でした。
家事代行を利用することも、誰かに頼ることも、決して特別なことではありません。
家族だけで全部を抱え込まなくてもいい。
家庭の中で解決できないことがあれば、外の力を借りてもいい。
なこちゃんが家事代行を通じて届けているのは、掃除や料理だけではなく、家族が少しでも穏やかに暮らせるための時間なのだと思います。
そして、産後の大変さを知っているからこそ、必要なときに必要な支援を届けたい。
今回の話は、家事代行という仕事が、家庭の中でどんな役割を果たせるのかを改めて考える機会になりました。
家事を一人で抱え込まないこと。
ママを一人にしないこと。
家族みんなが幸せになるために、できることから始めていきたいですね。
ジャンボ編集室より
今回のライブを振り返って、改めて考えたのは、
「助けてほしい人に、助けてと言わせない仕組みが必要なのではないか」ということです。
家事代行を利用する方の中には、すでに余裕がなくなっている方がいます。
何を頼めばいいのか整理することもできない。誰かに説明することも難しい。自分が何に困っているのかさえ、うまく言葉にできない。
そんな状態になってから「何かあったら言ってね」と言われても、なかなか言い出せないものです。
これは家事に限った話ではありません。
ITのサポートでも同じです。
パソコンやスマートフォンのことで困っている人に、
「分からないことがあったら聞いてくださいね」
と伝えるだけでは、なかなか相談につながりません。
本人は、何が分からないのかも分からないことがあるからです。
だからこそ、こちらから状況を見に行く。話を聞く。必要なことを一緒に整理する。
家事代行もITサポートも、根本にあるのは同じなのかもしれません。
そして、今回の「産後は寝不足」という話。
これは、これから親になる人だけが知っておけばいい話ではないと思います。
すでに子育てを終えた人も、子育てに関わる仕事をしている人も、男性も女性も、知っておいて損はありません。
知らないことを責めるのではなく、知る機会を増やす。
そして、知った人から少しずつ行動を変えていく。
なこちゃんが3,000件の現場で見てきたことを、こうして言葉にして届けていくことにも、大きな意味があると感じています。
家事代行は、家をきれいにする仕事であると同時に、そこに暮らす人の生活を支える仕事です。
そして、その仕事を必要としている人に、きちんと届く社会になってほしい。
今回も、そんなことを考えさせられる21回目のライブでした。
なこちゃん、今回もありがとうございました!
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